新編 大 言 海   

 



生涯の伴侶に

個性豊かな読む辞書

現代仮名遣いでひける新編


新編 大言海 全1巻 大槻文彦 著


  和漢洋の家学を継いで近代語法を開拓し、また豊かな文学的天分をもった大国語学者、大槻博士が生涯をかけた不朽の名辞典。
  解釈の適切簡明、かつ文学的で、語義の表面的解釈だけでなく、原義より転義に及んで詳細に説明し、正しい文法により、日本語の本来の姿範を教えている。
  特に語源を確実にするため一語一語の研究考証の行きとどいていることは本辞典の特色である。

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言海から大言海へ

 大槻文彦先生は仙台藩の蘭学医大槻玄沢の子磐渓の第三子。明治元年鳥羽伏見の戦に会し、同三年東京に出て大学南校に英学・数学を学び、五年名を文彦と改め文部省に出仕、英和辞書編集に携わった後仙台師範学校長をへて帰京、国語辞書編集の命をうけて尽瘁すること十二年、『日本辞書ことばのうみ』を完成し、私版を許されて二十二年から四分冊として発行、二十四年四月その跋を草した。これが「ことばのうみのおくがき」で、大言海にも再録されている。
 三十一年兄修二(如雷)の長男茂雄を養嗣子に迎え、翌三十二年三月文学博士、ついで文部省の国語調査委員、後に同委員会主査となる。国語改良論など講演執筆に意を注ぐ。四十四年帝国学士院会員となる。四十五年(大正元年)四月「ことばのうみのおくがき」に感激した冨山房社長坂本嘉治馬の来訪を受けて言海の改訂増補「増補言海」出版の契約を結び、ここに『大言海』への道が始まる。爾後十六年、ひたすら刻苦勉励、「手紙を書き候暇も惜しく候」と稿に没頭したが、昭和三年春二月、稿半ばで没した。年八十一。
 令兄如電翁は言海以来、多年文彦先生を助けて編集に尽力した大久保初男先生を主任に推して、余稿の整理に当たらしめ、校監はあげて関根・新村両博士にゆだね、冨山房または大言海編纂室を設けて支援した結果、昭和七年秋『大言海』第一巻が成り、十年には全四巻が完結した。次いで別巻一。三十一年四巻を一冊に縮刷し、いま新編成る。

 


・判型・体裁
   四六倍判・箱入美装  総クロース製
・総頁 2406頁
・発行 昭和57年2月
・定価 18,961円
 ISBN978-4-572-00062-0
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